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日頃考えていることとか、読んだ本の感想とか

変化の波乗りを楽しんだ1年

2023年も終わりに近づいているので、起こったことベースで1年のふりかえりを書いてみる。

子どもが生まれた

待望の第一子が2月に生まれ、幸せな日々を過ごしている。笑っても泣いても怒ってもかわいい。

子どもが生まれる前までは、自分に父親が務まるのだろうかと思うこともあったが、かわいい我が子のためなら何でもやるぞという気になる。

知り合いには伝えていたのだが、この子が生まれるのにはちょっとしたエピソードがある。実は4年ぐらい前に、自分は先天的に子どもが出来づらい身体であることが発覚したのだ。

診断結果は、精索静脈瘤だった。精索静脈瘤とは精巣から心臓に戻る血液が逆流してしまって精巣の温度が上がってしまう状態にあり、男性不妊の40%の原因となっている*1

この診断を受けたときは驚きもあったが、原因がわかったのは素直に嬉しかったし、何より手術をすれば改善する可能性が高いとわかってとても安心したのを覚えている。実際に手術をしたら改善して、とても嬉しかった。

そうやって出来た子どもなので、喜びもひとしお。

もし中々子どもが出来ずに悩んでいる方は、もしかしたら男性側に問題がある可能性もあるので、精密検査を強くオススメします。どこに行ったのかは個別にDMいただければお伝えします。

カケハシに転職した

8年半務めたアカツキ(正式にはアカツキゲームス)を辞め、カケハシに3月に入社した。

医療業界は初めてだったので、ドメイン知識が足りてなくて今でも苦労することも多いが、いろいろと挑戦もさせてもらえているし、素敵な仲間にも恵まれて、本当に楽しい日々を送れている。

本気でこの国の医療システムを良くしたいと思っている方に囲まれ、カケハシの考える理想の状態が全く絵空事でないのは本当に素晴らしいなと感じる。本当にすごいことをやろうとしているから、私がカジュアル面談の担当をすると、ものすごい熱がこもったトークをいつもしてしまう。気になる方はカジュアル面談するので、是非お声がけしていただきたいです。

MBAの学位を取った

早稲田ビジネススクール(WBS)に2年間通い、MBAの学位を取った。

前にもビジネススクール入ってどうなん、というブログを書いたが、正直めっちゃくちゃきつかった。

yunon-phys.hatenadiary.com

特に最初の1年は課題に追われる日々で、セミクォーターの間で土曜日の授業が早く終わったことで髪を切りに行く時間を確保出来たのが嬉しいぐらい、空き時間に対する喜びのハードルは下がりまくった。

自分は知らないことをWBSに学びに来ているのであって、良い成績を取るために自分の得意な分野の授業はあまり取らないようにしようと心に決めていた*2。なので、科目をかなり選択出来るコースに在籍していたのだが、あえて自分のあまり知らない分野の授業を積極的に取るようにしていた。M&A管理会計、意思決定論ゲーム理論などなど・・・。そもそも最初の授業のスタート時点から専門用語でついていけないことも多々あり、授業の資料を何度も読み返したり、専門書を買って読んだり、同期と深夜まで議論したりと大変だった。でも、そうやっていろいろ学んでいくと、全く別の学問がつながる瞬間があったりして、そういう発見が楽しかったなあ。

入学願書を出したときは両利きの経営について修論を書くことになってたのに、大きく方針転換して、ゲーム業界の10年分の財務データからパフォーマンスの高い企業の特徴を定量的に分析した。入学するまで財務諸表や定量解析を実務で全く使ったことがなかったのに、大きな進歩だよなあと我ながら思う。

そこで知り合った同期も本当に素晴らしくて、めちゃくちゃ優秀で内面も素晴らしい方々に恵まれた。年齢や職種・ポジションはバラバラだが、生涯の友が出来たのは本当に嬉しい。

教授陣もすごい方々ばかりで、2年間みっちり教えていただけたのは本当にありがたい。

卒業式ではアカデミックガウンを着て家族で一緒に撮れたのは良い思い出。

2年ぶりに登壇した

ビジネススクールを卒業するまでは余裕がないので登壇をしないと決めていたが、晴れて卒業できたので、日本CTO協会主催のDeveloper eXperience Day 2023と、Developers Summit 2023 Summerに登壇した。

Developer eXperience Dayでは、VPoEの採用ってあまり前例無いから聞いている方は楽しいんじゃないかと思って、VPoEの採用の裏側の話をした。僕も知らない話をCTOの海老原さんから聞き出せたのは面白かった。

magazine.techcareer.jp

デブサミでは、技術的負債の解消のために入社してからバーチャルチームを作ったり、EMと毎日議論してなんとか辿り着けた話だったので、このタイミングで話せて良かった。後日談はあるのだが、それはまたおいおい。

次はRSGT2024で椎葉さんと初めて一緒に登壇するのでとても楽しみ。

confengine.com

愉快な仲間たちがチームにjoinした

入社してすぐに新規事業の開発チームを立ち上げたのだが、直後に椎葉さん、10月に小田中さんおぎじゅんさんが入ってきた。みんな個性的かつ、とても優秀な方々で、一緒に仕事するのが本当に楽しい。

社内外から羨ましがられるドリームチームを作る!と思って、必死に採用をがんばったら、本当にドリームチームが出来てしまった*3。実はそのチームはもう小田中さんにマネジメントをバトンタッチしているので私はお役目御免なのだが、たまにそのチームのスプリントレビューとかふみぱおに参加させてもらって癒やされに行ってる。

sizu.me

4つのブログを書いた

正直筆が遅い方だが*4、なんとか4本ブログを書いた。

カケハシのやっていることをもっとオープンにして、技術コミュニティへの貢献をもっとしたいなーと考えていて、なぜそれをやるのかを書いた。

blog.kakehashi.life

カケハシの社内勉強会でEngineering Managerとは何かを話したきっかけで、これは社外にも公開したほうが良いという声が多数あったので書いた。

kakehashi-dev.hatenablog.com

社内でロードマップを作るときに、限られた人員で効率的かつ現実的にする方法をCCPMから借りて用いたので、メモ代わりに書いた。

yunon-phys.hatenadiary.com

社内のesaで目標設定や評価の考え方を公開していて、結構好評だったこともあり、せっかくなので外部用にリバイスして公開した。

kakehashi-dev.hatenablog.com

楽しい1年だった!

昨年の今頃は修士論文の執筆で苦しかった記憶しかないのでふりかえる余裕は無かったが、今年は心にゆとりがあって丁寧にふりかえれた。

大変なこともあったけれど、その分成長出来たのは間違いない。

2024年はまた大きな挑戦が待っているので、楽しんでやってくぞ!

*1:https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/repro/patient/man_sterility/varicocele_surgery.html

*2:決して成績が悪かったことのアテンションではない

*3:同じチームのPdM3人、他エンジニア2人もめちゃくちゃ優秀

*4:この記事も書き始めてはや2時間経ってる