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日頃考えていることとか、読んだ本の感想とか

EOF2019はあまりにも出来すぎた

Engineering Organization Festival 2019が 10/31に開催された。 運営側の中の人としての感想を忘れないために書く。

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始まりのきっかけ

Developers Summit 2019 Summerで、広木さん(@hiroki_daichi)・大庭さん(@ohbarye)とスピーカールームで久しぶりに集まった。 "久しぶりに"というのは、僕らが前回集まったのはちょうど1年ぐらい前で、EM.FMで大庭さんにゲストとして話していただいたときだ。 いつもの調子で*1広木さんが、

「なんか秋ぐらいにおっきなイベントやりたいですねー」

と言ってきた。そのときは、そうですね、やりたいですね、ぐらいで終わったのだが、2週間後ぐらいに、

「やっぱりやりたい!!!!700人集めたい!!」

と広木さんが言ってきて、乗ってみることに。

そこからは広木さんの人脈から、Emiさんが召喚され、プロジェクトは始まった。このとき7/31。

トラブルがゼロ

運営コアメンバー内に、3トラックで700人規模のカンファレンスを運営したことがある人はゼロ。 しかし、大きなトラブルはゼロだった。 一つのセッションも遅れることなく、会場の出入りもスムーズ。

インフォーマルなオフラインの議論

Ask The Speakerは順番待ち、OSTでは悩めるEM30人が熱い議論を交わしていた。 オープニング・セッションで、@t_wadaさんのお言葉を引用させていただき、そういうセッションになったら良いという想いを伝えたが、まさにその通りになったと思う。

私自身もふらふらしていると度々呼び止められ、評価とか採用の議論が出来たのは楽しかった。

ゲスト登壇者が一瞬で決まった

8/19にアタックリストを作成し、一週間ぐらいでゲスト登壇者が決定した。 スポンサーセッションも含め、本当に素晴らしい登壇者ばかりだったので、全トラックが主役級という、文字通りフェス状態だった。

スポンサー枠が一瞬で集まった

募集1日で、上位2つのスポンサーが埋まった。 あまりの決裁承認スピードに本当に驚いた。

ボランティアスタッフが一瞬で集まった & 優秀すぎた

ボランティアスタッフは1週間で30人ぐらいが集まった。 半分が経験者ということもあってか、当日の朝もチームビルディングが一瞬で完了し、傍から見ていて本当に頼もしかった。 (僕と広木さんと大庭さんは朝の時点でやることがなくて、手持ち無沙汰になっていた)

Podcastの収録中に、その他の会場の撤収作業を自主的に完了させていて、想定の30分早く撤収作業が終わった。

実質も何も、ここまでやって全て無料

チケット代も、弁当代も、飲み物も、お菓子も、全て無料。 全てはスポンサー様のおかげ。ありがたや。

4セッションはさすがに大変だったw

完全に個人的な話だが、さすがに4セッションは大変だった。 でも、一つ一つ楽しすぎて、あっという間に時間が過ぎた。

オープニング・セッションでエンジンをかける

オープニング・セッションでどうしても私が伝えたかったのは、みんなで作るフェスである、ということ。 だから、自己紹介をしていただいたし、コード・オブ・コンダクトも読み上げたし、スタッフへの積極的な協力を呼びかけた。 良いスタートを切れた。

Podcastパーソナリティーたちの安定感

ajito.fmのすずけんさんとfukabori.fmのいわしさんさんとパネルディスカッションをした。 事前に打ち合わせたときにあまりに会話が盛り上がりすぎて、こりゃ大丈夫だと思ったら、やっぱりいけた。 そこでしか話せない裏話だったり、会場からも質問をたくさんいただき、かなり良いセッションになったと思う。

エンジニアリング組織をもっとオープンにしたい

私の登壇したセッションでは立ち見+座り見が発生して、うれしかったものの、そういう状態で聞いていただくことにちょっと申し訳無さがあった。 終わった後も、たくさん質問していただき、本当に感謝。

この発表資料で伝えきれなかったことを一つ補足。

EOF2019では、「エンジニアリング組織をもっとオープンに」というビジョンを掲げた。 この登壇枠は私の所属している会社のスポンサーセッションではあるものの、そこで自社の話だけするのは何か違和感を感じた。 本当に良いチーム構造とは何かをフラットに話すときに、自社の組織をただ語るのは何かアンフェアな感覚というか。 だから、Quipper社EMの大庭さんエウレカ社CTOの金子さん・VPoPの金田さん・ギルドワークスの洋さん、映像系会社のはちさんに無理言ってご協力いただき、各組織の話を織り交ぜさせていただいた。 おかげで、僕のこれまで経験していなかった知見を知ることが出来たし、私の組織にも適用できそうなヒントをいただくことが出来た。 本当に感謝しきれない。

一日の最後の現れる緩い公開収録

スペシャルゲストとしてレクター社CEOの松岡さんをお迎えした。 松岡さんのキャラ立ちがすごすぎて、会場も爆笑(?)の渦。 日本CTO協会、2つのDXの話をして、その場でいただいた本質をついた質問の数々。 後の公開をお楽しみに。

熱量は世界を変える

本当にこれに尽きる。

"世界"というのは今は大きな主語だけれど、この活動がいつか世界を変えるムーブメントになると信じている。

*1:広木さんは僕からするとすごく高い目標を掲げる。僕はそこにいつも助けられている