組織をつくっている人間として、なぜ内部構造を良く知っている人間は組織改革を起こしづらく、あまり内部構造を把握していない外部の人間の意見の方が組織改革を起こす火種になりやすいのだろうか、と長年思っている。 この疑問の1つの答えを、群衆の英知もしくは狂気を使って、視覚的に説明出来ることがわかった。
続きを読むふりかえり実践ワークショップに参加してきた
7/16に実施された、ふりかえり実践ワークショップに参加してきたのでその参加レポートを以下に記載します。
なぜ参加したか
これまでふりかえりを何度もやってきましたが、基本的にKPTばかりやっていて、他の方法を知りたかったからです。アジャイル・レトロスペクティブズの本もパラパラも見たことがありましたが、なんかいまいちすっと入ってこなかったというのもあり、一度体系的に学習したほうが良いのかなと思っていたところでした。

アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
- 作者: Esther Derby,Diana Larsen,角征典
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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今更だけれど1on1を整理してみる
リーダーやマネージャー、メンターやトレーナーなど、ピープルマネージメントする役割になったタイミングで、メンバーとコミュニケーションを取る1つの手段として、1on1を採用する方もいると思います。
とはいえ、いざ始めるにしても何から始めれば良いんだろう?何に注意したら良いんだろう?と困る人もいるだろうなと思います。 自分も最初はわけがわからず、見よう見まねでやっていたのですが、さすがに数百回以上やってきたので大分知見も溜まってきました。 この知見は自分一人で持っておくのはもったいないし、実際に、自分のところにも何人も相談に来るので、自分なりにまとめてみました。
続きを読むアジャイル・ディスカッション!!で良いスクラムマスターとは何かを考えた
3/8に開催されたアジャイル・ディスカッション!!の参加レポートです。
アジャイル・ディスカッション!!とは?
このコミュニティは、アジャイルを実践していて困っている人たち同士で議論すれば何か見えてくるものがあるんじゃないか、繋がりが増えるんじゃないか、という仮説のもと設立されました。今回は第一回目ということで、アジャイルコーチを始め、スクラム実践者、新米スクラムマスター、スクラム導入に躓いている方、など様々な境遇の33人が集まっていました。場所は、Gaiax社の新オフィスの地下1Fのラウンジスペースでした。やたらおしゃれなスペースで、バーカウンターもあり、社員はお酒を自由に持ち込んでいるとのこと。いいですなあ。
ディスカッションの進め方
以下の通り進められました。
続きを読むJoy, Inc.を読んで、幸せなチーム作りを考えてみた
私は日々、幸せな組織を作りたい、と思っています。幸せな組織とは、笑いに満ち溢れ、物事について真剣に議論し、困難なことも前向きに取り組んでいる組織です。自分の見ているチームメンバーが、主体的に動いて課題を解決していく姿を見ると、うれしくなります。逆に、モチベーションが下がって暗い表情を浮かべている人を見ると、チームに何か問題があるんじゃないか、何も言えない雰囲気になってしまっているんじゃないか、やらされ仕事になってしまっているんじゃないか、といろいろ考えてしまいます。
これまでの経験上、良い状態のチームと良くない状態のチームをまとめると、以下の通りです。
続きを読む第6回「スクラム現場ガイド」読書会に参加して来た
記念すべき本ブログ初投稿記事は、スクラム現場ガイド読書会のレポートです。
スクラム現場ガイドとは?
スクラム現場ガイドは、現場で起こりうる困った問題が物語で書いてあり、そういう困った問題が起きたときにどう対処すれば良いのか、が丁寧に書かれている本です。

スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本-
- 作者: Mitch Lacey,安井力,近藤寛喜,原田騎郎
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2016/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スクラムって勉強する分にはすごくうまくいくような感じがしてしまって、よっしゃやってみよう!って導入したら、必ず困った問題に直面するんですよね。例えば、割り込み作業によりスプリントプランニングで約束したことが守れないとか、プロダクトオーナーが忙しすぎるとか。導入しようとした人がスクラムマスターになるパターンが多いと思のですが、「うわー自分スクラムマスターとして全然なってないなー。うちのチームに向いてないんじゃないか。」とか思ってすごく悩むと思います。さらに組織(会社)の中で自分のチームしか導入していないと、誰にも相談出来いし・・・。本書は大抵の悩み事の対処方法が書かれているので、そういう方に是非おすすめです。
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